桃園 経費不正利用の実態
台湾の桃園で調査した実態をお話しします。
依頼主はこの街でビジネスを行う日本人の経営者の男性で、「社員が経費を不正に利用している可能性があるので調べて欲しい」といった内容でした。
台湾が関連したビジネス調査で、経費に関する問題はもっとも多くご依頼される内容のひとつです。真相を探るべく調査を開始しました。
今回ターゲットとなった社員は、営業担当で、よく取引先の人物との会食などを行うとのことです。
取引先とのリレーションシップを深めるために大切なことですが、こうした会社の用事に私用も混ぜ、経費計上するケースが少なくないのです。
その為、一定期間この社員の行動を監視することにしました。外回り中や、退勤後、休日なども行動を追いました。
ある休日のことでした。この日のターゲットの用事はガールフレンドとのデートとみられました。
レストランでの食事やバー利用などを楽しんだターゲットでしたが、同じように顧客を装って店内で監視をしていた弊社、台湾スタッフは、ターゲットが会社名義で領収書を切っている場面を目撃しました。
そしてその後の店でもやはり同じように会社名義で領収書を発行させていたのです。